コペンレビュー

コペンの旧型と新型の違いは?どっちが良い?所有者が解説

コペンの旧型と新型のどっちが良い?

実際に使っていた人のレビューが欲しい

コペンの購入を考えている人は上のような悩みを持っている人がいると思います。

私は旧型(L880K)コペンを2年間乗っていたことがあり、現在は新型(LA400K)コペンを3年乗っています。

私は旧型コペンと新型セロを所有していた経験から、違いについて紹介したいと思います。

コペンの購入の参考にしていただければありがたいです。

旧型はスポーツ走行志向。

新型は旧型の不満点を改善した利便性重視。

旧型コペン(L880K)の特徴

旧型コペン

旧型コペンについて

旧型コペンは2002年発売時、軽オープンカーが新車として他では買えなかったため、非常に特別感のある車でした。

また、電動で開閉するハードタイプのルーフが特徴的です。

アルティメットエディション等の特別仕様車も発売されて中古市場では今でも高値となっています。

2012年に生産終了し、現行型が2014年に発売されました。

私が旧型コペンを購入した経緯

私が初めて見たときの印象は、パッと見ではどちらが前かわからない、でした。

実際に試乗してみると、ゴーカート感のある乗り心地にはまってしまい、MT車をあまり運転した事がないにもかかわらず買ってしまいました。

その当時は衝動的な買い物でしたが、今でも買って良かったと思っています。

旧型コペンと新型コペンの違い

見た目の種類の差

旧型は1種類に対して現行型は4種の見た目があります。

単純な仕様ではなく外形が異なっているのは大きな特徴です。

  • 旧型コペン
旧型コペンオープン

出展:ダイハツ公式ホームページ

  • 新型ローブ
コペンローブ

出展:ダイハツ公式ホームページ

  • 新型エクスプレイ
コペンエクスプレイ

出展:ダイハツ公式ホームページ

  • 新型セロ
コペンセロ

出展:ダイハツ公式ホームページ

  • 新型GR
コペンGRスポーツ

出展:ダイハツ公式ホームページ

旧型の見た目を踏襲しているのは「セロ」です。「ローブ」はランプ形状が特徴的な車で、「エクスプレイ」はオフロードチックな見た目です。「GR」はシンプルな見た目でレーシーな印象があります。

新型は足周りの剛性UP

旧型は剛性低く、段差で多少きしむ感じがあります。

新型は改良されシャシ部分の剛性がUPしています。

新型の骨格は「D-FRAME」と呼ばれる進化したポイントの一つです。

ダイハツが新型コペン専用に開発した高剛性ボディーで、高速走行時の直進安定性とコーナリングの安定性を高めています。

新型のボディーはローブやセロなどの全仕様で同じものを使用しているため、どの仕様を買っても問題ありません。

GRコペンのみさらにレベルアップパーツが装着されています。

コペンの強度

出展:ダイハツ公式ホームページ

エンジンが4気筒から3気筒に変更

エンジンが変更になり、旧型が4気筒に対して、現行型は3気筒になっています。

旧型のエンジンは9000回転近くまで回りますが、現行型はそこまで回りません。

最大トルクは旧型が11.2キロで、現行型は9.4キロにダウンしています。

色々とダウンしていますが、サーキットで走るようなガチの人レベルじゃないと感じないと思います。

新型の利点としては、低速時のトルクと燃費が良いという点です。

簡単に言うと、旧型は走り重視、新型は少し街乗りに寄ったという感じです。

新型はドアFIXガラス廃止でオープン速度向上

旧型はドアのガラスが2つに分かれていて、オープン時には片側ずつ下がっていくためその分下がりきるまで時間がかかっていました。

現行型はドアのFIXガラスが廃止されて、1枚になりました。(下図の矢印の位置)

オープン時の開閉速度が良化しています

コペンのドアガラスの改善点

ドリンクホルダ1個→2個で利便性UP?

新型は旧型にたいしてドリンクホルダが2個に増えました

代わりに真ん中の収納BOXのスペースが犠牲になっていますが、そもそもスペースが小さく使い道も少ないものでした。

私としてはドリンクホルダが増える方が嬉しいと感じました。

ただ、位置が悪いのは変わらないので、利便性としてはイマイチ。

コペンのドリンクホルダ

キーフリー導入で快適度UP

旧型はキーを差し込んでエンジンスタートする方式のみでした。

新型はキーフリーシステムでワンタッチでエンジン始動でき、とても楽になりました。

旧型に乗っていた自分としては、快適度合いが段違いと感じます。

シートベルトの巻き取り改善でイライラ改善

旧型はシートベルトの巻取り不良が多発していました。

ドアを閉めるときにシートベルトのバックルを挟んで、よく傷をつけてしまいました。

これがかなりストレスで、旧型の不満点でも上位にくるものでした。

新型はかなり改良されて、今も巻き取り不良はでていません

エアコン吹き出し口の形状変更で社外製部品装着可能に

旧型はエアコンの吹き出し口が特殊な形状をしていました。ドリンクホルダをつけようにも社外品でも合うものが少なく、コペン専用の高額な社外品も発売されていました。

現行型は一般的な形状になり、吹き出し口に取り付けられる商品も多くなりとても便利です。

まとめ

新型コペンは、旧型コペンユーザーの不満点汲み取り、改良・進化したという印象でした。実際に乗り換えてみて、気になる不満点もだいぶ改善されたと感じます。

ただ、旧型コペンも見た目の人気があり、旧型の方が好みという人もいます。

エンジンも異なり、私はオープン時のエンジン音は旧型の方が好みです。

現行型の利便性が上がっているとはいっても、旧型にも良い所があります。

私はコストや利便性の上がった新型で、見た目は旧型の近いデザインのセロを選びました。

この記事が購入の参考になれば幸いです。

ABOUT ME
ふみひ
軽オープンカー大好きな普通の地方会社員。 旧型コペンを2年、S660を5年所有して、 現在は現行型コペンを1台のみ所有しています。 用途は通勤と、週末軽いドライブ。 3年たちましたが不便なく楽しく乗れています。 社会人歴10年以上。 倹約家。ゲーム好き。