ドレスフォーメーションって、メリットある?
ドレスフォーメーションはコストかかる?
コペンの大きな特徴の1つとして、仕様によって見た目が大きく異なることが挙げられます。
それを利用したもう1つの特徴があります。
それは「ドレスフォーメーション」です。
今回はこの「ドレスフォーメーション」について紹介していきます。
ドレスフォーメーションの意味
ドレスフォーメーションとは、外板を着せ替え(交換)することができる構造のことです。
交換できる仕様は「ローブ」と「セロ」のみと制限はありますが、交換できること自体が活気的な構造だと思います。
YouTubeでも着せ替えの様子が公開されています。
ドレスフォーメーションって必要ある?
「ローブ」と「セロ」の見た目を同じ車両で交換できると聞くと、非常にインパクトがあります。
見た目に迷っている人にとっては良い機能と感じるかもしれません。
ですが、実際この機能を使うことを考えるとデメリットが多くあります。
- 外板部品を購入する必要がある(税込み381,700円)
- 交換にはディーラにもっていき、付け替えする必要がある(交換工賃あり)
- 外した部品の保管が必要
ドア以外の外装部品を交換するため、かなり高額になります。交換の際にも、工賃は発生します。
また、交換する際にはランプだけを交換もできず、フードやフェンダーなど周辺部品の取り換えも必要です。一応FR側、RR側のみ交換ということは可能ですが、見た目のこだわりが無い限りは全交換の方が見栄えは良いと思います。
フードなどはかなり重量がありますし、外板の傷つきを考えるとディーラーでの交換一択となります。
さらに、交換した後の部品について保管が必要です。これはディーラーでの保管をしてくれるという話を聞いたこともありますが、公式サイトには記載がありませんでした。
>>ダイハツ公式ホームページ DRESS-FORMATION
これらを考えると見た目を変えられるというメリットも薄らいできます。
ドレスフォーメーションについての考察
私はドレスフォーメーションが、狙ってできた機能ではないと思っています。
というのも、ダイハツでは良品廉価という構造で安く品質の良い軽自動車を作るという風習があると考えています。
ウェイクやキャンバスはタントをベースにした車両で、極力流用を前提に考えているような部品構成に見えます。随所に似た形状の部品があります。
現行型のコペンは意匠の違う同じ骨格の車というコンセプトです。
そのため、ダイハツ得意の流用構造を考えた結果、ローブとセロのみ同じ構造でできたのではないかと考えています。
部品流用のメリットは「コストの低減化」と「品質の安定化」することにあります。
具体的には、部品を複数作ることと部品を工場に置くスペースが費用に関わります。また、品質は工場での誤組付けや管理の少なくすることに関わってきます。
流用構造はこれらの副産物として、発生したものを「ドレスフォーメーション」として宣伝文句として、使っているのではないかと思います。
あくまで私の想像ですが。
結果、ダイハツの利益になっていると考えるととても良い構造だとなっています。
ただ、購入者のメリットは少ないです。
まとめ
私は「ドレスフォーメーション」がコペンの流用構造の副産物と考えています。
機能としては、あくまで宣伝文句と考えて割り切るべきものです。
外板の着せ替えを目当てにコペンを購入することは購入者の判断することですが、
費用を考えると、最初にしっかり見た目を選んで好きな見た目と長く付き合っていく方が良いと思います。