コペンは特殊な車ですが、限定車はさらに特殊な車です。
今回はその特殊な車について紹介します。
出展:ダイハツ公式ホームページ
コペンクーペはレアな特別仕様車
コペンクーペは2016年に東京オートサロンで発表された車です。その反響が大きかったため、2019年に200台限定で市販しました。
その主な特徴は、スタイリッシュな見た目です。
コペンの代名詞である電動オープンを廃止するという大胆な変更を加えて、スポーティーさを重視した特別仕様車です。
コペンか?と思ってみるとシルエットに違和感があります。
私も地元で何度か見かけましたが、後ろから見るとガラスの形状が違うため違和感しかないです。
出展:ダイハツ公式ホームページ
コペンクーペのトランク
トランクはリヤウインドウガラスを開ける方式に変わりました。トランクの開口が小さくなりますが、こちらもスタイルを重視した設定となっています。
出展:ダイハツ公式ホームページ
コペンクーペのカラーバリエーション
外装のカラーバリエーションは「ブリティッシュグリーンマイカ<G37>」と「パールホワイトⅢ<W24>」の2種類です。
内装のカラーは外装で決まってしまいます。それぞれグリーン外装には「ベージュ」、ホワイト外装には「ブラック」設定です。
世界初の曇りにくいガラスを採用
AGCで開発された曇りにくいガラスを世界で初めて搭載しています。
フロントガラス(車内側)の一部に吸水タイプ樹脂膜を特殊コーティング。
コート部が車内の空気中の水分を吸収することで、コート部の曇りを一定時間防ぎ、クリアな視界を確保します。
下の動画を見ていただくとわかりますが、ガラス全域をカバーできているわけではありません。
最低限必要な範囲を見えるようにするというもののようです。
特製シリアルナンバープレートの設定
全ての車体に下の画像のようにシリアルナンバープレートが設定されています。
出展:ダイハツ公式ホームページ
その他の装備
その他の標準装備でコペンのノーマルグレードと異なるものは下記6つです。
- BBS製鍛造16インチアルミホイール
- MOMO製革巻ステアリングホイール
(CVT車はパドルシフト付き) - フロントスーパーLSD(MT車のみ
- メッキパーキングレバーボタン
- メッキインナードアハンドル
- メッキエアコンレジスターノブ
新車価格
それぞれ税込み価格は下のようになっています。グリーンとホワイトの値段差は塗装の値段差で、装備は変わりありません。
ブリティッシュグリーンマイカ
- CVT車は2,484,000円
- MT車は2,505,600円
パールホワイトⅢ
- CVT車は2,505,600円
- MT車は2,527,200円
コペンクーペの中古車について
2022年9月中古車情報
200台の限定車ということもあり、中古車は新車よりも高い値段となっています。
2022年9月現在のカーセンサーでは、2台在庫がありました。
年式 | 走行距離 | ミッション | 価格 | 修理歴 | 車検 | 色 |
2019 | 12000 | MT | ¥2,850,000 | 無 | 無 | 緑 |
2019 | 5000 | MT | ¥2,760,000 | 無 | 無 | 白 |
8月から変わらず、275万円が相場のようです。
200台という数を考えると、異常な高さでは無い印象です。
S660の方が高いぐらいです。
やはり電動オープンではないということがネックなのでしょうか。
見た目が好みという人は狙ってみるのもありと思います。
まとめ
コペンクーペは200台限定で、電動オープンの廃止という大胆な変更を加えた車です。
少量生産ということで、AGCの曇りにくいガラスなど試験的に導入しています。ガラスについては使い勝手は未知数ですので、おまけ程度に考えていた方が良いと思います。
現在でも、中古市場では取引されているので、レアな車が好きな人は探してみてください。