コペンはオープンカーでしかも軽自動車だから安全性捨ててる?
安全装備はある?
コペンは小さな車です。コペンの購入を悩んでいる方の中には、そんな小ささに不安がある方もいると思います。
私は旧型コペンを5年、現行型コペンを3年乗っていますので、その経験を活かしてコペンの安全性について紹介していきます。
- コペンの衝突安全スペックは国内・欧州の安全基準を満たしている。
- 運転時の注意点はあるが慣れてしまえば、対処できるものも多い
コペンの衝突安全スペック
安全基準も年々上がっているので、旧型のコペンよりも現行型の方がより衝突安全性能は高いといえます。
衝突安全ボディ<TAF>と呼ばれる衝突性能
小さな車体ですが、国内だけでなく欧州の衝突安全基準を余裕を持ってクリアしています。
世界で実施されている厳しい試験法で取り入れた衝突実験においても十分な安全性能を確保しています。
現行型は2014年に発売していますので、当時の安全基準を満たす性能を持っています。
小さいからと言って、衝突性能を捨てているわけではないということです。
デュアルSRSエアバッグ
コンパクトな内装ですが、しっかりエアバッグが設定されています。
エアバッグはもしもの時に、胸部や頭部のダメージを軽減します。
歩行者傷害軽減ボディ
万一の歩行者との衝突事故時に、歩行者へのダメージを減らす工夫もなされています。
衝撃緩和装置や吸収スペースを設定することで、安全性能をたかめています。
コペンを実際に運転するときの安全性・注意点
私がコペンを乗ってきて、安全性で気になった点を紹介します。
直上の視界が悪い(ルーフクローズ時)
コペンは小さい車でオープンカーということもあり、フロントガラスが普通の車よりも小さく立っています。
オープン時の風の流れを考えてのことだと思いますが、そのせいで直上の視界が悪くなっています。
通常の運転では問題ないのですが、信号待ちの先頭になった場合に注意が必要です。前に出過ぎると信号が確認できないことがあります。
最初は戸惑うかもしれませんが感覚をつかめば、どの程度で信号が見えるかわかってきます。
運転になれてしまえば、自然と見える位置で止まれるのでデメリットというほどではありません。
斜め後ろの視界が悪い(ルーフクローズ時)
意外に思うかもしれませんが、左斜め後ろの視界がそこまでよくありません。
理由は斜め後ろに窓が無いためです。普通の自動車の場合、斜め後ろの視界をよくするため、RRドアの後ろに窓ガラスが設置されています。
コペンの場合は、ルーフが稼働するため死角も大きくなっています。そのため、斜め後ろはサイドミラーをよく見て確認が必要です。バック駐車時には注意しましょう。
車高が高い車のライトがまぶしい
小さい車の宿命ですが、トラックなどの高い車が後ろにいるとライトがまぶしいことがあります。
この点に関してはコペンのパーツを販売しているD-SPORTSで「自動防眩ミラー」を取り扱っています。気になる人は探してみるのもいいかもしれません。
私の場合は、純正ルームミラーの下部にある突起を押すことでミラーの角度を一段階変えられる機能で対処しています。
トラックの死角になりやすい
道路を走行中に大型トラックが横を走る場合には注意が必要です。トラックは真横の視界が悪いため、並走している場合気づかない可能性があります。
そういった状況になった場合は、少し速度を落とし並走しないように注意しましょう。私はヒヤリとしたことはありませんが、このことを徹底していたからだと思っています。
まとめ
コペンは小さい車のため、安全面で心配されることはあります。
衝突に関しては国の安全基準も進化しているため、コペンの安全性能もそれに合わせて向上しています。安全性を少しでも気にするのであれば、旧型よりも新型の方を選択してみるのも良いと思います。
運転時に関しては、小さい車特有の注意点はありますが、安全運転になれれば自然とこなせるようになるものばかりです。
この内容がコペン購入の参考になれば幸いです。